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赤外分光装置
Agilent社製4500a FTIRをベースにして、それに最適化されたフタル酸エステルスクリーニング用の専用ソフトウェアから構成されます。FTIR4500a型は3回反射のユニークなダイヤモンドATRが組み込まれおり高いSN比の赤外スペクトル測定を実現しています。
非破壊分析装置フタル酸エステル・スクリーニング用分析システム

特 徴

・試料の化学的前処理が不要・・・クリーンな非破壊分析
・迅速分析・・・測定時間は2分程度
・定量分析・・・300ppm~%オーダーの定量が可能
・レポート機能・・・測定結果はフタル酸エステル濃度とスペクトルをPDFファイルで作成
・可搬型分析装置・・・バッテリ駆動も可能で測定場所を選ばない
・低ランニングコスト・・・必要なユーティリティーは電源だけ
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■FTIR法による迅速「フタル酸エステル」スクリーニング装置

フタル酸エステル類は、主に塩化ビニルを中心としたプラスチックに柔軟性を与える可塑剤として、また安価であり耐久性も高い事から電線被膜・塗料・顔料・接着剤等に幅広く消費者向け製品に使用されている化合物です。しかし現在、ヒトへの有害性の懸念からその使用は規制されております。主な規制としては、「欧州指令2005/84/EC」「食品衛生法」「USA-CPSIA(2008)」「RoHS指令(2019年7月22日から)」があります。(規制と規制対象物については表をご参照ください。)これらの化合物分析は通常は溶媒抽出GC-MSや熱分解GC-MS法で行われます。しかしながら、多種多様な原材料や部品を取扱う製品の生産現場や品質管理の現場でGC-MS装置の運用には、専門性を持った操作員や化学的な処理設備が求められ単純ではありません。本FTIRシステムはGC-MSでの測定を極端に少なくするためのスクリーニングツールです。本装置は(米)ACTUS社が米国政府機関との契約の基に開発したフタル酸エステル専用のFTIR装置です、オルト型フタル酸エステルのトータル含有量を2分程度で分析可能です。

規制対象化合物名 規制の種類
RoHS (2019年7月) 欧州指令2005/84/EC 食品衛生法 CPSIA
基準値
DEHP(フタル酸-2-ジエチルヘキシル) 0.1%以下 3物質合計 0.1%以下 0.1%以下 0.1%以下
DBP(フタル酸ジ-n-ブチル) 0.1%以下 0.1%以下 0.1%以下
BBP(フタル酸ブチルベンゼン) 0.1%以下 0.1%以下 0.1%以下
DINP( フタル酸ジイソノニル) - 3物質合計 0.1%以下 0.1%以下 0.1%以下
DIDP(フタル酸ジイソデシル) - 0.1%以下 0.1%以下
DNOP(フタル酸ジ-n-オクチル) - 0.1%以下 0.1%以下
DIBP(フタル酸ジイソブチル) 0.1%以下 - - -